2015年3月18日(水)~24日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク
今、考える、女性陶芸家の力
陶芸における女性の活躍は、近代、特に第二次世界大戦以降から起こったものです。それ以前、厳格な男社会であった陶工の世界では、女性が窯場に入ることを「穢れる」と嫌われ、陶芸は女性から切り離されていました。
1957年、坪井明日香の呼びかけで、日本初の女性陶芸家団体「女流陶芸」が結成されます。当初7人で始まったこの活動は現在でも続いており、戦後の女性陶芸家の地位向上に大きな影響を与えました。
ルーシー・リー、リサ・ラーソン
今人気の陶芸作家は、女性です
現代を振り返ってみると、北欧の陶芸家、ルーシー・リーやリサ・ラーソンが強い人気となっており、伝統陶芸の世界も含め、女性の感性が大きな影響力を持っているように感じます。民芸・クラフトを経た現代陶芸は、女性陶芸家の力に支えられているとも言えるのではないでしょうか。
本展示会では、人気の女性陶芸家が一堂に介し、それぞれの感性を表現するとともに、各作家の作品作りの根元にある考えを掘り下げることにより、現代における女性陶芸家の力を再考するきっかけを作ります。
活躍中の人気女性陶芸作家が集合します
参加作家
宇田令奈 大渕由香利 岡崎順子 金成潤子 酒井美華 岳中爽果 つちやまり 中村かりん 林彩子 星川あすか 前田葉子 三浦愛子
装飾 : IPSRY