乙女の休日

外で食事をするのも何だからと言って彼と初めて部屋で過ごす約束をした。

冷えた空気を遮るようにマスクを付けたら急いでいるように見られないように、ひとつひとつ、ゆっくりと階段を下りる。

冬の冷たい雨は夜のうちに通り過ぎて、木の葉の浮いた水たまりに青空が反射していた。

みんなが忙しく通り過ぎるその街角で青いシャツを着た彼が微笑んでいた。私は彼の隣まで駆け寄った。

外へ出ても、部屋の中でも、私は、心にターコイズ・ブルーの煌めきを持った乙女でありたい。

帽子・バック・アクセサリー。絵画・沢山の美しい器。

静岡伊勢丹8階・プロモーションスペース で、12月9日(水)から14日(月)まで、一品更屋企画の展示会「乙女の休日ー恋はターコイズ・ブルーの煌めきー」が開催されます。

参加作家

小野穰 陶器
安藤夕紀子 陶器
tefhat 帽子
kico アクセサリー
Atelier Seisen バッグ・小物
Kogsw 絵画

順不同・敬称略


展示概要

 タイトル :乙女の休日ー恋はターコイズ・ブルーの煌めきー
 日時 :2020年12月9日(水)-14日(月)
 場所 :静岡伊勢丹 8階 プロモーションスペース
    静岡県静岡市葵区呉服町1-7
 企画 :一品更屋


小野穣 招福の猪目茶碗展

yutakaono_DM_ura

 

一品更屋は、2018年12月26日(水)から2019年1月15日(火)まで、銀座三越7階ジャパンエディションで陶芸家・小野穣氏のハート形の茶碗「猪目茶碗」を特集した展示会を開催いたします。

「猪目」とは、日本では古来から使われて来た、西洋の「ハート型」に似た図柄です。その名のとおり猪(いのしし)の目の形に由来しており、魔よけや福を招くとして、伝統的な日本建築には必ずといって良いほど取り入れられてきた図象です。

陶芸家・小野穣さんは、この「猪目」の形を大胆にも茶道具に取り入れ、今までに無い、新しい魅力的を持った茶碗を生み出しました。それが「猪目茶碗」です。

「猪目茶碗」は、ハート型に見えるその愛くるしい造形もあり、茶道を嗜む女性はもとより、海外の目利きの方々にも求められ流など、大変人気の作品となっています。今回は、この「猪目茶碗」の新作に加え、本展のために特別に作られる作品や、コラボレーション作品など、ここでしか観られない作品も勢揃いいたします。

平成が終り、亥年(いのししどし)を迎える2019年。新しい、区切りの年を猪由来の目出度い器で迎える。皆様の招福を祈る、縁起の良い展示会となります。

 

IMG_3621

 

展示内容

本展示では、小野穣氏の新作猪目茶碗の展示・販売に加え、特別企画も実施いたします。

新作茶碗

人気のカラフルな猪目茶碗に加え、伝統的な陶芸手法を用いた格式ある新作猪目茶碗も発表いたします。

 

 

コラボレーション茶碗

人気の書道家・イラストレーターが絵付を行った、コラボレーション猪目茶碗を展示・販売いたします。

しまだたかひろ

ポートレートしまだたかひろ

杉田廣貴

杉田廣貴_出品作品画像

根本知

根本知_作品画像2

ハシグチリンタロウ

ハシグチリンタロウ_出品作品画像

宮村弦

ポートレート宮村弦

百田千峰

ポートレート百田千峰

山本尚志

山本尚志_出品作品画像
  ©️ Hisashi Yamamoto, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 

猪目茶碗スターター福袋

小野穣作の猪目茶碗を中心に、お抹茶を気軽に楽しむために必要な道具を組み合わせた、猪目茶碗スターターキットを、年明けから販売いたします。

猪目茶碗と一緒に使う茶道具

猪目茶碗と併せて使いたい、正月を彩る魅力的な茶道具を取り揃え、展示・販売いたします。

久野輝幸

Exif_JPEG_PICTURE

藤原奈津江

藤原奈津江_作品画像2

山政小山園

ポートレート山政小山園1

同時開催・亥年を迎える干支置物と器展

本展に併せて、亥年を迎えるための干支置物と器の展示もいたします。

星川あすか

星川あすか_作品画像3

Daruma design ‘mtwoo’_

Daruma design 'mtwoo'_出品作品画像

引続き情報公開をお楽しみにお待ちください。

論考:爆発する茶の湯 – 茶の湯は今日の芸術たるか −

芸術は爆発だ!

 

「芸術は爆発だ!」と言ったのは日本の近代芸術の有名人、岡本太郎。「芸術が爆発か?」は私は分からないけれども、岡本太郎は、芸術と芸事は相反するものと考えていた。 “論考:爆発する茶の湯 – 茶の湯は今日の芸術たるか −” の続きを読む

カンバラクニエ展

2015年 7月8日(水)- 7月14日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

Tokyo Nu Artに、
カンバラクニエが登場

日本独自のアートシーンを考える展示企画 Tokyo Nu ART に、ファッショナブルな女性のイラストで人気のイラストレーター、 カンバラクニエさんが登場。現代浮世絵作品と、ジークレープリント作品、原画を中心に作品を展示いたします。 “カンバラクニエ展” の続きを読む

塩川いづみ展 Summer Rumours 

2015年 6月24日(水)- 7月7日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

人気イラストレーター、
塩川いづみさんの個展

広告や雑誌の挿絵、商品デザインなど、さまざまなジャンルで活躍中の人気イラストレーター、塩川いづみさんの個展が、伊勢丹新宿店で開催されます。
今回の展示では、塩川さんがモチーフとして好んで描く「女性の顔」のイラストを中心に、ポーチやバッグなどのイラストが入ったプロダクトの販売、彼女がイラストを手掛けた浴衣とその原画を展示いたします。

日本の夏祭り

2015年 6月24日(水)- 7月14日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

他では見られない、郷愁の夏祭り
工芸品、アート作品が大集合

日本の美の潮流を探る「日本美流」。7月の特集は、日本の夏を彩る「夏祭り」。

日本全国で行われる、夏祭りに関わる物、夏祭りを題材にした物を「躍動」「光る夜」「幽玄」の三つの視点で集め、展示・販売を行います。 “日本の夏祭り” の続きを読む

Adorable THE TEXTILE AND GENE By D[diː]

2015年4月15日(水)~21日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

ファッションとアートの接点

伊勢丹新宿店の新設スペース、EVENT&GALLERY。今回、このスペースでは、日本の現代のクリエーションの特徴であるクロス・カルチャーな表現を行うアーティストの作品展示を行う 「TOKYO NU ART」 展を開催します。アーティスト自身に影響を与えた物や事象、作品の制作で利用している道具などを作品と一緒に展示することにより、現代の東京におけるアートの意味を探ります。 “Adorable THE TEXTILE AND GENE By D[diː]” の続きを読む

その湖 寺本愛展

2015年4月8日(水)~14日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

ファッション、マンガ、アート TOKYO NU ART

伊勢丹新宿店の新設スペース、EVENT&GALLERY。今回、このスペースでは、日本の現代のクリエーションの特徴であるクロス・カルチャーな表現を行うアーティストの作品展示「TOKYO NU ART」を開催します。アーティスト自身に影響を与えた物や事象、作品の制作で利用している道具などを作品と一緒に展示することにより、現代の東京におけるアートの意味を探ります。

vol.001は、地域性や時代性を排除された服飾を纏った人物ポートレートを、ファッション・フォトグラフィーの体裁で漫画的に表現する、寺本愛の展示です。CDジャケットやMV、デザインマガジン、ファッションマガジンなど、多方面で活躍する寺本の新作原画作品を中心に、寺本がインスピレーションを受けたさまざまな「品々」や、実際に制作に使われている道具類も展示いたします。

寺本作品が生まれ来る背景と、完成形である作品を同時にご覧いただき、現代アートの「楽しさ」を体感ください。

作品集を発表

本展示会の開催直前に完成した、寺本愛、最新の作品集、「PERMANENT CULTURES」を、会場で販売します。

ILLUMINATED GIRL 

2015年4月1日(水)~7日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

染色×アート

伊勢丹新宿店の新設スペース、EVENT&GALLERY。このスペースでは、テキスタイルとアート、どちらの文脈からも捉えることができ、かつ質の高い作品を制作している作家に焦点を当て、影響を与えた物や事象、作品の制作で利用している道具などをご紹介し、アートと、素材・伝統としてのテキスタイルの関係性と、その可能性を探る展示会を行います。

第2回は、伝統的な染色方法を用い、現代の象徴とも言える「アイドル」を描く、大竹夏紀。テレビCMへの作品の採用や、アパレル・セレクト・ショップの運営するギャラリーでの展示など、煌びやかな絵柄が注目される彼女ですが、用いる技法は、絹に対してろうけつ染めを行うという、とても伝統的な手法です。

今回は大竹の真骨頂とも言える、絹にろうけつ染めで染色し、更に絵柄部分のみを切り抜いた3メートルを超える作品をメインに展示。また、コレクションに最適な小サイズの染色絵画作品や、Tシャツやポストカードのプロダクトも展示予定です。

現代を象徴するモチーフと伝統技術が融合した、日本のニューアートを、是非ご覧下さい。

ろうけつ染め

模様部分を蝋で防染し、染色する伝統的な染色法。中国では新疆ウイグル自治区ホータン地区・ニヤ県の精絶国遺跡の東漢墓から蝋染の綿布が発見されていることから2~3世紀ごろから、ろうけつ染めの技法があったと見られる。

日本では正倉院宝物に見られるなど、天平時代から見られる伝統的染色技法であり、着物などの反物の染色によく見られる。京都の京友禅でも「蝋纈友禅」がある。