小野穣 招福の猪目茶碗展

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一品更屋は、2018年12月26日(水)から2019年1月15日(火)まで、銀座三越7階ジャパンエディションで陶芸家・小野穣氏のハート形の茶碗「猪目茶碗」を特集した展示会を開催いたします。

「猪目」とは、日本では古来から使われて来た、西洋の「ハート型」に似た図柄です。その名のとおり猪(いのしし)の目の形に由来しており、魔よけや福を招くとして、伝統的な日本建築には必ずといって良いほど取り入れられてきた図象です。

陶芸家・小野穣さんは、この「猪目」の形を大胆にも茶道具に取り入れ、今までに無い、新しい魅力的を持った茶碗を生み出しました。それが「猪目茶碗」です。

「猪目茶碗」は、ハート型に見えるその愛くるしい造形もあり、茶道を嗜む女性はもとより、海外の目利きの方々にも求められ流など、大変人気の作品となっています。今回は、この「猪目茶碗」の新作に加え、本展のために特別に作られる作品や、コラボレーション作品など、ここでしか観られない作品も勢揃いいたします。

平成が終り、亥年(いのししどし)を迎える2019年。新しい、区切りの年を猪由来の目出度い器で迎える。皆様の招福を祈る、縁起の良い展示会となります。

 

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展示内容

本展示では、小野穣氏の新作猪目茶碗の展示・販売に加え、特別企画も実施いたします。

新作茶碗

人気のカラフルな猪目茶碗に加え、伝統的な陶芸手法を用いた格式ある新作猪目茶碗も発表いたします。

 

 

コラボレーション茶碗

人気の書道家・イラストレーターが絵付を行った、コラボレーション猪目茶碗を展示・販売いたします。

しまだたかひろ

ポートレートしまだたかひろ

杉田廣貴

杉田廣貴_出品作品画像

根本知

根本知_作品画像2

ハシグチリンタロウ

ハシグチリンタロウ_出品作品画像

宮村弦

ポートレート宮村弦

百田千峰

ポートレート百田千峰

山本尚志

山本尚志_出品作品画像
  ©️ Hisashi Yamamoto, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

 

猪目茶碗スターター福袋

小野穣作の猪目茶碗を中心に、お抹茶を気軽に楽しむために必要な道具を組み合わせた、猪目茶碗スターターキットを、年明けから販売いたします。

猪目茶碗と一緒に使う茶道具

猪目茶碗と併せて使いたい、正月を彩る魅力的な茶道具を取り揃え、展示・販売いたします。

久野輝幸

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藤原奈津江

藤原奈津江_作品画像2

山政小山園

ポートレート山政小山園1

同時開催・亥年を迎える干支置物と器展

本展に併せて、亥年を迎えるための干支置物と器の展示もいたします。

星川あすか

星川あすか_作品画像3

Daruma design ‘mtwoo’_

Daruma design 'mtwoo'_出品作品画像

引続き情報公開をお楽しみにお待ちください。

日本の夏祭り

2015年 6月24日(水)- 7月14日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

他では見られない、郷愁の夏祭り
工芸品、アート作品が大集合

日本の美の潮流を探る「日本美流」。7月の特集は、日本の夏を彩る「夏祭り」。

日本全国で行われる、夏祭りに関わる物、夏祭りを題材にした物を「躍動」「光る夜」「幽玄」の三つの視点で集め、展示・販売を行います。 “日本の夏祭り” の続きを読む

日本における シェーカー・スタイルの影響展

2015年 6月10日(水)- 6月23日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

「美は有用性に宿る」
シェーカースタイルと民芸の関係

有用性の中に美を見出したアメリカのシェーカー教徒の生活スタイルと、彼らが作り上げた家具=シェーカー家具が、民芸の国、日本の生活スタイルに新たな影響を与え始めています。 “日本における シェーカー・スタイルの影響展” の続きを読む

ILLUMINATED GIRL 

2015年4月1日(水)~7日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

染色×アート

伊勢丹新宿店の新設スペース、EVENT&GALLERY。このスペースでは、テキスタイルとアート、どちらの文脈からも捉えることができ、かつ質の高い作品を制作している作家に焦点を当て、影響を与えた物や事象、作品の制作で利用している道具などをご紹介し、アートと、素材・伝統としてのテキスタイルの関係性と、その可能性を探る展示会を行います。

第2回は、伝統的な染色方法を用い、現代の象徴とも言える「アイドル」を描く、大竹夏紀。テレビCMへの作品の採用や、アパレル・セレクト・ショップの運営するギャラリーでの展示など、煌びやかな絵柄が注目される彼女ですが、用いる技法は、絹に対してろうけつ染めを行うという、とても伝統的な手法です。

今回は大竹の真骨頂とも言える、絹にろうけつ染めで染色し、更に絵柄部分のみを切り抜いた3メートルを超える作品をメインに展示。また、コレクションに最適な小サイズの染色絵画作品や、Tシャツやポストカードのプロダクトも展示予定です。

現代を象徴するモチーフと伝統技術が融合した、日本のニューアートを、是非ご覧下さい。

ろうけつ染め

模様部分を蝋で防染し、染色する伝統的な染色法。中国では新疆ウイグル自治区ホータン地区・ニヤ県の精絶国遺跡の東漢墓から蝋染の綿布が発見されていることから2~3世紀ごろから、ろうけつ染めの技法があったと見られる。

日本では正倉院宝物に見られるなど、天平時代から見られる伝統的染色技法であり、着物などの反物の染色によく見られる。京都の京友禅でも「蝋纈友禅」がある。

日本美流 たゆたう・光 -高志国淡彩紀行-

2015年3月25日(水)~4月7日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

日本美流 創刊。

日常生活に息づく日本の美の潮流を捉え、その流儀を伝えるフリーペーパー「日本美流」を創刊。今回開催される展示企画は、「日本美流」の創刊に合わせ、取材先で協力いただいた皆様の作品・プロダクトを三つの視点から分類し、用、美、技といった、日本ならではの「美の基準」を明らかにする、雑誌=イベント連動型の展示企画です。記念すべき第一回は、新幹線開通で話題の北陸特集。

たゆたう・光

日本有数の深雪地域、北陸。雪の持つ純白の美しさと、薄い光に照らされた様々な色彩は、淡い色で描かれた淡彩画のようです。日本の美を古い形のまま残しているこの地方では、今まさに、伝統が新しい形へと進化を遂げようとしていました。かつて高志国と呼ばれていたこの地域の美を、「繊麗(せんれい)」「淡(あわい)」「陰影(いんえい)」の三つの視点で捉え、「日本の美」の未来を探ります。

雪深き北陸は、伝統と現代が繋がる、
魅惑のプロダクト生産地だった。

北陸の地域ブランドは、伝統で世界を目指す。北陸のグローバルなアート、デザイン、プロダクツが一堂に会します。

  • FIVE(和紙・富山県五箇山)
  • Sabae Brand Working Group(眼鏡・福井県鯖江市)
  • つもりプロジェクト(ニット・新潟県)
  • KANAYA(銅器・富山県高岡市)
  •  高澤ろうそく(和蝋燭・石川県七尾市)
  • 中平美彦(陶器・金沢)
  • 佐野曜子(ガラス器・富山県)
  • RALLYE LABEL(CD・金沢)
  • 杉原万里江(陶器・金沢)
  • 佐合道子(陶オブジェ・金沢)
  • ナカヒラノリコ(陶ボタン・金沢)
  • 山岸紗綾(漆芸・金沢)
  • 荒澤聡子(陶・新潟)
  • 村本真吾(漆オブジェ・金沢)
  • 山﨑美和(陶・金沢)

\ Hello! / -The works of Ai ITO-

2015年3月25日(水)~31日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

テキスタイル × アート

伊勢丹新宿店の新設スペース、EVENT&GALLERY。今回、このスペースでは、テキスタイルとアート、どちらの文脈からも捉えることができ、かつ質の高い作品を制作している作家に焦点を当て、影響を与えた物や事象、作品の制作で利用している道具などをご紹介し、アートと、素材・伝統としてのテキスタイルの関係性と、その可能性を探る展示会を行います。

第一回は、京都を中心に活動をし、綴れ織の技法を使い、ペイント的なアプローチを行う伊藤藍の展示です。伊藤の作品は、コラージュペイントを綴れ織という伝統の織り技法で表現します。織りの目ひとつひとつがデジタル描画のピクセルや、テレビのノイズを思わせ、伝統と現代が不思議な調和を見せます。

今回は伊藤の代表的な作品である、3mを超えるタペストリーを展示する他、プロダクトの販売も行う予定です。また、作品の発想の元になった「旅の写真」もご紹介します。来年、再来年と、ヨーロッパ、アメリカでの展示も決まり、注目されている伊藤藍の作品をご覧下さい。

Hello!

こんにちは。はじめまして。
私は主に「旅」をテーマにしたテキスタイル作品を制作しています。
列車、船、そして飛行機は私たちを日常とは違う場所へいざなってくれます。
その地に建つ建築物や生活する人々の気配・・・。そんな風景を旅行者である私の目線で切り取り作品にしました。
今回、東京では初めてとなる作品展です。メインとなるタペストリー作品やインクジェットプリントに刺繍を施した作品も合わせて展示します。

ここではない何処かの雰囲気を旅人の目線で感じていただければ幸いです。

伊藤藍

 

Beautiful Ceramics

2015年3月18日(水)~24日(火) 伊勢丹新宿本店 本館5F ウエストパーク

今、考える、女性陶芸家の力

陶芸における女性の活躍は、近代、特に第二次世界大戦以降から起こったものです。それ以前、厳格な男社会であった陶工の世界では、女性が窯場に入ることを「穢れる」と嫌われ、陶芸は女性から切り離されていました。

1957年、坪井明日香の呼びかけで、日本初の女性陶芸家団体「女流陶芸」が結成されます。当初7人で始まったこの活動は現在でも続いており、戦後の女性陶芸家の地位向上に大きな影響を与えました。

ルーシー・リー、リサ・ラーソン
今人気の陶芸作家は、女性です

現代を振り返ってみると、北欧の陶芸家、ルーシー・リーやリサ・ラーソンが強い人気となっており、伝統陶芸の世界も含め、女性の感性が大きな影響力を持っているように感じます。民芸・クラフトを経た現代陶芸は、女性陶芸家の力に支えられているとも言えるのではないでしょうか。

本展示会では、人気の女性陶芸家が一堂に介し、それぞれの感性を表現するとともに、各作家の作品作りの根元にある考えを掘り下げることにより、現代における女性陶芸家の力を再考するきっかけを作ります。

活躍中の人気女性陶芸作家が集合します

参加作家

宇田令奈 大渕由香利 岡崎順子 金成潤子 酒井美華 岳中爽果 つちやまり 中村かりん 林彩子 星川あすか 前田葉子 三浦愛子

装飾 : IPSRY