2015年 7月8日(水)- 7月20日(月) 渋谷ヒカリエ 8/CUBE
現代アートと茶の湯の融合
現代の茶道具を考察することを目的に2012年から4年に渡り開催されている現代茶道具の公募展「現代茶湯アワード」。
本アワードへの参加をきっかけとして、さまざまな展示への参加や海外ギャラリーからの声掛けなど、さらに活躍されている作家さんも少なくありません。
日本の中世より長い歴史を持つ「茶湯(ちゃのゆ)」は、「見立て」や、道具の関連性でコンセプトを提示する方法など、非常にコンセプチュアルで高度な思考ゲームだと感じます。
それと同時に、茶道具の来歴などで価値が決まる仕組みや、茶道具が国を動かす価値を持つようになるなど、マーケットとしても完成されていたものでした。
茶湯は、西洋美術文脈のコンセプチュアル・アートに近い美の捉え方を中世から行うと同時に、日本独自の芸術文脈を形成しているとも言えます。
日本の芸術文脈として茶湯を現代的に捉え直し、同時に西洋のコンセプチュアル・アートと対比して考え、接点を探ることにより、西洋化した現代の日本社会において価値のある、「日本文脈の現代アート」を探るきっかけとなるのではないでしょうか。
本アワードでは、現代アートと茶の湯の融合を目指し、現代アートと茶湯、両方の視点から、日本の現代を表現している茶道具・茶室の公募をいたします。
一次審査を通過すれば、
渋谷ヒカリエで展示/販売
本公募賞の一次審査通過作品は、渋谷のランドマークとして高感度な人々が集まる、渋谷ヒカリエ 8F 「8/」にて展示をいたします。
また、一次審査通過作家の方には、展示期間中、渋谷ヒカリエ8F 「8/」のギャラリースペース内の販売ブースにおいて、作品の販売ができます。
茶道、アート界で、国内外を問わず活躍中の審査員
日本のアートと茶湯を考える機会として、様々な視点から作品評価を行わせていただきます。
特別審査員
- ミヅマアートギャラリー ディレクター 三潴末雄
- 美術家 中村ケンゴ
審査員
- 裏千家茶道教室 SHUHALLY 松村宗亮
- Gallery OUT of PLACE TOKIO ディレクター 鈴木一成
- hpgrp GALLERY TOKYO ディレクター 戸塚憲太郎
- studio PHENOMENON 建築家/アーティスト 佐野文彦
- 一品更屋